5月1日から元号が「平成」から「令和」に変わり、新天皇が、即位されましたね!
今回、天皇彌榮「すめらぎいやさか」という言葉を聞き、この耳慣れないワードが、どういう意味なのか調べてみました!
「天皇」「天皇彌榮(天皇弥栄)」と書いて何と読む?
「天皇彌榮(天皇弥栄)」は「すめらぎいやさか」と読みます。
なぜ「天皇」と書いて「すめらぎ」と読むか、それには理由があリます。
「天皇」という文字は、普段「てんのう」と読んでいると思いますが、これは中国読み(音読み)です。
日本古来の言葉の大和言葉読み(訓読み)すると、
「すめらき」
「すめらぎ」
と読むことができます。
しかし「天皇弥栄」という形で使用する場合
「天皇」は「すめらみこと」ではなく「すめらぎ」と読むべきなのだそうです。
「てんのう」は中国の音であるため
祝詞などでは大和言葉を用い、訓読みするそうです。
それでも
「すめらみこと」「すめろき」「すめらぎ」など
読み方は複数あり
しかも読み方によって意味が異なるそうです。
彌は「弥」という字の旧字体です。
花が咲き誇る様子を表す字で、「ますます」という意味があります。
草木が芽吹いて生命力に満ちた3月を「弥生」と呼ぶのは、そういう理由からなんですね。
そして、榮は「栄」の旧字体です。
この漢字は、「さかえる」「繁栄する」という意味があります。
天皇彌榮の漢字を紐解くと、
「天皇の御代が末永くますます繁栄しますように」
という日本人の願の願いのこもった言葉でした。
「すめらみこと」と「すめらぎ」の意味の違いは?
「すめらみこと」と読むと
特定の天皇、もしくは今上天皇を指すのに対し
「すめろき」と「すめらぎ」は
皇祖もしくは皇祖から続く皇統を意味し
古より続く皇統の連続性を含んだ文脈で用いられるそうです。
現在では、発音のしやすい「すめらぎ」と読む方が多いそうです。
すめらぎいやさかの意味って?天皇彌榮の読み方と込められた想いは?まとめ
天皇彌榮「すめらぎ いやさか」に込められた意味と読み方についてまとめてみました。
新天皇が即位された今日こそ、「すめらぎいやさか」を使ってみたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。